✿一人の作家が一生のうち書く量はどのくらいのものなのか。高見順のそれは圧倒的なのではないか。食道癌を患い、死に向かって衰えていく一方の中で、病室のベッドでこれだけの日記を書くとは。パソコンも無い時代、どれだけのエネルギーが要っただろう。高見…
✿学生時代、先輩に勧められて初めて高見順を読んだ。小説「胸より胸に」。今やあらすじさえ覚えていない有り様だが、ただ、この高見順という人には「悲しみ」が関係していると思った…ことだけは覚えている。小説は他に2つ読んだだけだったが、大学の図書館…
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