モゴローなんちゃって日記

      フォト短歌、影、心に浮ぶ言葉たち。

短歌エッセイ・フォト短歌

芳しき

実らぬを知りてなお君会いたくて実らぬ蜜の芳しき午後今日の帰り道。彼岸花(曼珠沙華)にアゲハチョウがとまっていました。日本で咲く彼岸花は球根で増える種類で、花から種は実らないそうです。なのに蝶が集まってくるのは蜜があるから。要らないのじゃない…

小さな模様

「愛らしい小さな花を飛び歩くそっと小さな模様纏いて」 最近毎日ベランダの千日紅にシジミチョウがやって来ます。シジミチョウの名前の由来は形がシジミ貝に似ているから。シジミチョウにもいっぱい種類があるようで、この蝶はウラゴマダラシジミだと思いま…

出かけよう

出かけよう君と一緒に行けるなら今日の朝を忘れたりしない狭いベランダから千日紅がはみ出して咲いている。色んなことを忘れることばかりの毎日笑。台風も過ぎ去ったようです。気をつけて行ってらっしゃい。

あと8秒

あと八秒ここを渡れば後戻りできない今日の始まりと化す今朝の信号待ち。ここを渡ればもう少しで駅です。駅から電車に乗って仕事に行きます。仕事が終われば同じ道を帰って来ます。明日も同じ道を行きます。

音を渡す

呼びとめて話したかった追いかけて夏終わる音渡したかったまだまだ終わりそうにないけど笑。

真っ直ぐ

真っ直ぐに語りかける君だから真っ直ぐに答えよう今日こそはベランダの千日紅が真っ直ぐに咲いていた。

真昼の道

こんなにも真昼の道に君はいてペダルの音を集める如くに 午前の仕事を終えたらいったん家へ戻ります。14時頃、自転車で通る道。この道が暑い!どこかの会社のフェンスに咲いていました。

今日の日の終わり

今日の日の終わりを一緒に眺めよう「がんばりました」のハンコあげよう終わりあることの慰めよくがんばりましたみなさんも わたしも

夏スミレ

いつだって目一杯に与えては紛れて消えるあなたが大好きいい加減な水やりだけでいつもいっぱい咲いてくれる。だからとりあえず頼りに毎年植える。とりあえず…なんて言ってごめん。せめてものお礼に歌を、笑。ちなみに「夏スミレ」と呼ばれているのを今日初め…

昨日の蕾

一晩の時間を胸にまみえるは遥かに超えて昨日の望みを

炎天に飛ぶ

クラッカーみたいに君は詰め込んでここぞとばかり炎天に飛ぶ帰り道のお花、百日紅。昔からあちこちにあったけど興味なく素通りしてきた。最近きれいだなぁと思うようになって、今日近づいてみた。小さな蕾に、これだけのひらひら花片やたくさんの雄しべ、雌…

プール開き

すっかり夏の空。朝から暑い。 前にも書きましたが、私の家の目の前は小学校。私はそれをとても気に入っている。朝礼、運動会の練習、給食の音楽、そしてプールの授業が始まった声。この時が一番好き。ああ今年も始まったんだ~。子どもたちの声に何度慰めら…

泰山木の花

誰からも気づかれぬまま誰よりも天に近づき声請う君よ 泰山木(タイサンボク)の花。高い木に咲く花なので普通に歩いていると気づかない。今は天にいる大切な友達、彼女が召される年の6月26日金曜日にlineで泰山木の写真が送られてきた。下から見上げた白い…

雨の道を照らす

咲き揃うぼんぼり雨の道に出し憂いて歩く君を照らそう紫陽花の写真に短歌をつけました。小さな花が集まってぼんぼりみたいに見える紫陽花。雨の道を照らすようです。

蝶道

街にても蜜の道筋与えられ神の憐れみ飛び渡る君昨日の帰り道です。アゲハチョウは飛ぶルートが決まっていて、「蝶道」と呼ばれるそうです。このアゲハチョウの蝶道と私の帰り道が重なったのですね。時間も。

仰ぐ十字架

君とまた今年一緒にこの道で仰ぐ十字架ペンテコステよ----------今週日曜日の写真です。私の通う教会の二軒隣りのお家の紫陽花。このお家の方も教会員です。この日は「ペンテコステ」。キリスト教会ではクリスマス、イースターに次いで記念してお祝いする日…

赤い靴下

「赤い靴下」大学で家を離れていた娘が今春から就職で戻ってきました。4年振りの同居です。職場ではユニフォームのため着替えやすい服で通勤。もちろんお金もないのでとてもカジュアルな格好です。赤のボーダーTシャツを着るときに履く靴下。パンツスタイ…

向かうところ

向かうとこ定めて咲くを羨んで私は今日も何処へ行くのか----------蕾いっぱいあとはこのまま咲いてね

雨の匂い

雨の匂い気づいて傘を持たせ行く君の悲しみ降り止むまでは--------ベランダのミニ薔薇。今日は雨のよう。気をつけて行ってらっしゃい。

舞う君よ

ひらひらと影を落として舞って来たこどもの日という今日の日君は

向かうところ

駅から家までの帰り道です。

ラベンダーを憂う…

馥郁と卯月に咲くを驚くは雪の国から還りし吾子よ 10日くらい前からベランダのラベンダーが開花しまくっている。昨年植えたラベンダー。大学4年間札幌で生活し、今春から尼崎に戻ってきた娘がそれを聞いて、「え、もうラベンダー、夏、乗り切れないかも…」と…

小さき園

次々と攫う(さらう)がごとく見せかけて小さき園に君が残すは--------小さなベランダに蜂が来ました。

今こそ

今こそが放つ時と言うのなら私は紅染め君へ出で立つ-------帰り道のベニバナトキワマンサク。近づいて見ると情熱的に思えたのだった。

飛んで行きたい

飛んで行け一人と言う君line来て私も一人…飛んで行きたい----------------今日のベランダこの花、こういう綿毛になるんだぁ

カーテン

カーテンを取り去った今この部屋を君に譲ろう光と影よ ----------4年間お世話になった部屋。カーテンを取り外した瞬間、この部屋の住人を終えたのだなぁと思いました。

見えないもの

日本キリスト改革派但馬みくに教会の吉田実先生。私が心から敬愛する牧師先生です。先生が昨日のFacebookで載せておられた写真。毎日の散歩での写真です。「何の足跡だろう」「想像をふくらませると絵本ができそう」そんな先生の言葉になんちゃって短歌が浮…

貨物列車

ガタゴトと終わりなき音走らせて貨物列車よ誰の重荷を-----------仕事帰り。いつも貨物列車が通過する。貨物列車はとても長い。ガタッと止まるかのような音をさせながらゆっくりゆっくり通過する。

めっちゃ白い

「今日めっちゃ白い」とline来ては知る君立つ白の深い白さを-------------北海道に住む娘から「今日めっちゃ白いわ」と言って写真が送られて来た。私にしてみれば「冬は毎日白いんとちゃうの?」って思うけど、そうじゃないらしい。今日の白さは格別だったみ…

キンギョソウ

金魚似のキンギョソウよ吾は誰の似姿だろうか成人の日---------「人は神の似姿として造られた」というのがキリスト教の人間理解です。似ているということでその名を取ったニックネームになることがありますね。私は誰に似ているのだろうか、誰に似ていると呼…