鷹野隆大さんの写真展に行ってきたことを伝えました。
帰宅してからリーフレットにある鷹野さんの言葉を読んでいたら、「この装置が教えてくれたのは、いかに自分が『見たいものを見たいように見ていたのか』だった」とあった。
私はグスタボ・イソエさんの言葉を思い返した。
磯江さんは画家です。磯江さんの絵は写真と見間違うくらいのリアリズムで描かれていて、単にすごい…とか、そんなことでは済まされない、この人は一体何を見て何を描いていたのだろうかと私は吸い込まれるようだった。
私は、磯江さんの「物は見ようとしたときにはじめて見えてくる」という言葉をずっと覚えていた。
いつの美術展だったのだろう。パンフレットを見ると2011年秋、ちょうど10年前だ。磯江さんが早くに亡くなっていたのはわかっていたが、年譜を見ると、え?今日と同じ9月23日に兵庫県西宮市で亡くなっている。今の私と同じ歳。
視能訓練士として「見える見えない」にはちょっとこだわりがある私。「見えるということ」シリーズ(シリーズってほどでもないですが)の最終回が書けないままで気になっている。答えが見えそうで見えない。笑、見えないのです。
※「磯江毅展」 | 青い日記帳 (jugem.jp)
中村剛士さんのブログ。グスタボ・イソエ展のことが書かれています。
磯江さんの言葉もあります。お勧めです。