モゴローなんちゃって日記

      フォト短歌、影、心に浮ぶ言葉たち。

われ神より離れまじ

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11月13日(土)に日本キリスト改革派神港教会で行われたオルガンコンサートに行ってきました。
演奏は徳岡めぐみさん。東京藝術大学・大学院のあとドイツの音楽大学を卒業して活躍されています。
元々は昨年企画されていたのがコロナで今年になったというもの。今秋の開催を決めた時点でもコロナの状況によっては動画配信のみの可能性も検討していたそうですが、人数制限を設けたうえで行われました。

最初に「ジュネーブ詩篇歌」の旋律に基づく曲が演奏されました。私の教会はコロナ以降朝の礼拝を2回に分けて短く守っています。そのため通常は2曲歌う詩篇歌が残念ながらカットされた状況が1年以上続いています。私は元々改革派とは違う教派にいたため、最初詩篇歌を聞いたときには、拍子があるようなないような、メロディーも予想がつかないような展開に思えて歌いにくかったのですが、いつしか心地よくなっていきました。ということで久しぶりにジュネーブ詩篇歌の旋律を聴いて、やっぱり礼拝で歌いたいなぁと思いました。

1曲現代曲(Bert Matter作曲)があって圧倒されました。現代曲を聞く機会は滅多にありません。ごくたまに聞いても「何これ?変った曲だな…」で終わっていましたが今回は惹きつけられました。普通のコラールがなんでこんな風になるのかわかんな~いのですが、うーん、じりじりとした荒野に流離う者が出くわしたもの…のようなイメージがしました。これを言うと怒られそうだし爆笑されそうですが、ちょっと忍者が思い浮かんでしまった。
とにかくありとあらゆるものを通り抜けて最後に行き着くところはどこなのか、みたいに思えました。

ちなみにこのコラール
「Von Gott will ich nicht lassen」
(われ神より離れまじ)の1番の歌詞は以下です。
Von Gott will ich nicht lassen,
Denn er lässt nicht von mir :
Führt mich auf rechter Strassen,
Da ich sonst irret sehr.
Er reicht mir seine Hand ;
Den Abend wie den Morgen
Thut er mich wohl versorgen,
Sei, wo ich woll im Land.
私は神から離れない、
なぜなら神は私から離れられず、
私を正しい道に導かれるから。
さもなくば私は大きく道を誤るだろう。
神は私に御手を差しのべられ、
朝も晩も
私にお世話くださる、
たとえ私がどこに行こうと。
(家にあったCDの本より)

神港教会のオルガンは来年設置して20年を迎えるそうです。それを記念してのコンサートも予定されているとか。
来年も行くぞ~。皆さんもぜひ!

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