モゴローなんちゃって日記

      フォト短歌、影、心に浮ぶ言葉たち。

神戸改革派神学校オルガン20周年コンサート

11月3日、神戸改革派神学校でのパイプオルガン設置20周年記念コンサートに行ってきました。素晴らしいコンサートでした。


★1曲目はバッハのコラールファンタジー「来たれ聖霊、主なる神」(BWV651)。これ、好きな曲じゃよ。華やかで心躍るよう。「最大音で」というバッハの指示書きがある曲とのこと。聖霊降臨日のコラールがペダルにゆっくり配置され、手鍵盤は階段を昇るような回るような。私には夢心地に思えました。

帰宅してからコラールの歌詞を見ると、第1節は

「来ませ聖霊、主なる神よ

あなたの恵みの賜物をもって

信じる者の胸と口と心を満たし

愛の炎を燃え立てさせてください

おお主よ、あなたはその光の輝きにより

世のすべての言葉の民らを

信仰へと集めてくださいました

主よ、あなたがほめ讃えられますように

ハレルヤ、ハレルヤ」

いやぁ、これを初っぱなに持ってくるプログラムはすごい。いきなり感動。

★2曲目はジュネーブ詩篇歌66の8節全部を会衆が讃美するのですが、途中で作者不詳の短い変奏曲2曲が入るもの。私は他教派から改革派教会へ移ってきて、最初は詩篇歌って何?って感じで、拍子があるんだかないんだか歌いにくいし弾きにくいと思っていたのですが、何度も歌っているうちに妙に体と心に馴染むような気がしてきました。今週の主日、改革派灘教会であった吉田隆校長の宗教改革講演会(「カルヴァン霊性」)で、「霊性教育の場と手段としての教会改革」の中で、“霊性の学校”である教会として詩編歌を歌うことで詩篇を暗記したっていうのが出てきました。150曲の詩篇歌を日本語に訳してそのままの旋律に乗せるのは至難の業だったと思います。うちの教会でも(改革派内でも?)よく歌うのとそうでないのとがありますが、改革派教会では、もちろん他でももっと歌われるといいなぁと思いました。

★あとは

・D.ブクステフーデ「前奏曲 ニ長調」(BuxWV139)

わお~盛りだくさん。

・M.プレトリウス「おお、祝福されし三位一体の光よ」

光は一見小さいのかもしれない。

・G.ベーム「天にまします我らの父よ」

静けさの中から滲み出るもの。

・バッハ「フーガ ト短調」(BWV578小フーガ)

音楽の授業で聞いた?計算し尽くされた美しさ。

・バッハ「トッカータとフーガ ニ短調」(BWV565)

誰もが知っている曲。でも、本物の楽器、本物の奏者で聞いた人は何人いるだろう。

 

 改革派神学校オルガン設置20周年に相応しいコンサートで本当に心が満たされました。今回3000枚のチラシを近隣に配布したそうです。地域の方もちらほら来られていたのはうれしいことでした。私は初めてのアシスタントでドッキドキ(笑)。無事終わってよかった~。感謝です。



「赤と水色のKOBE」
今日お友達にもらったもの。
コンサートとは直接関係ないのですが可愛くて美味しかったのでご紹介。


ついでに「神学校 秋の影」笑。