モゴローなんちゃって日記

      フォト短歌、影、心に浮ぶ言葉たち。

この色

この色を秘めてここまで飛んできた君を知る日は今日だったのか--------- 落ちた種から育ったビオラ。何色だろうと思っていたら、さっき仕事から帰ったら咲いていました。ここ数日の風雨で蕾に気づいていなかった。君はこの色だったんだぁ。うれしい。

通過

通過します通過されます一つずつ行く人の声消さないでいて----------写真は一昨日、JR神戸線にて。この3日間、風が強く寒い。

告げる

友チョコの味笑む君が本当に告げるは誰かどれにしようか--------------- 今や全然関係なくなったが、娘が小学校3年から中学まではチョコまみれになる2月の連休だった。「友チョコ」が登場したのは21世紀になってかららしい。バレンタイン商戦は馬鹿げてい…

手提げかばん

私の荷物重くても必要なもの持てる量には限りがあるので今日の私にはこのかばん

「乾く」ヨハネ受難曲

2/3(土)神戸松陰女子学院大学チャペルでのバッハ・コレギウム・ジャパンのコンサートに行ってきた。「ヨハネ受難曲(第2稿)」。チケット予約した時は(1時間ほどで完売)生活上の変化が激しい時期で、コンサートの日に私はどうなっているのだろうか、行け…

今日は扉を開ける日 明日は 明日の心に聞きます

足を洗う

イェスさまも洗ってくれたねそうだよねだから私も洗うんだよねぇ------------- 最近、母の足を洗うことがある。在宅介護での半年、ショートステイでお風呂に入っているし、訪看さんに清拭もしてもらってるし、…と実はしてこなかった。ふと、昔ホームヘルパー…

絵画「神秘の降誕 」

友達の教会でのオンラインクリスマス礼拝メッセージ。絵画好きの方もそうでない方も、ノンクリスチャンの方にもお勧めです! サンドロ・ボッティチェッリの絵画「神秘の降誕 」(1500-1501 ロンドン ナショナルギャラリー所蔵)から紐解くお話。めちゃ良かっ…

クリスマスの朝にお墓掃除

父の足腰がいよいよ弱ってきたため、昨年から一緒にお墓掃除に行くようになった。今日はたまたま、父と私の都合が合った日というわけだ。小さい墓地でお墓とお墓の間隔は狭く、砂利道でもあり、掃除の最中に少しぶつかっただけで父が隣のお墓になだれ込んで…

よく頑張って

母と話すことが増える日々、初めて聞く話が多く、初めて知る母の人生でもある。 母は小学2年から中学校までの8年間を親兄妹と離れて祖母と二人で暮らしていました。祖母(私の曾祖母)はヒサさんといいます。私が幼い頃に母から聞いたヒサさんとの暮らしは…

最後の日まで

11月の母の誕生日に娘がプレゼントしたもの。世代的にアドベントカレンダーなんて馴染みなく、しかも認知面が低下している母には一日ひとつずつというのがわかりくい笑。 朝食べたのに、昼も夜も「あの、おっきい箱のチョコ食べなきゃ」と言う。「あれはね、…

12月3日

昨日、12月3日は山頭火の誕生日だったそうです。 今年はアドベントに入る日。アドベント(待降節)はイエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことで、教会の暦ではここから1年が始まります。 昔、NHKでやってた「花へんろ」というドラマが好きでした。見始め…

充分

帰ってきたのだろうか向かっていくようでもありただ佇んでいるのかもしれないいずれにしても 私はここにいると見つめることができるなら今日はそこまでそこまでできたら それで充分

「二百年の子供」

ちょうど10年前に読売新聞に連載されていたもの。大江さん唯一のファンタジーだそうです。(実家にあった本) 大江さんの3人の子どもがモデルと思われる兄妹がタイムマシンで過去と未来に行く物語。10代向けだそうですが、50代の私は電車の中で泣きそうにな…

「新しい人 新しい言葉」木下裕也

日本キリスト改革派教会月刊誌「リジョイス」に昨年連載中から、本になったらいいのに…と思っていましたが、本になりました! 日本の人口に占めるキリスト者の比率からすると、キリスト者詩人の割合はかなり高い(「まえがき」より)のだそうです。ここに12…

わかった振りしない、

今日、母を病院へ連れて行った。2ヶ月ほど入院した回復期リハビリ病院に退院後も通っている。入院の原因となったケガとは別の症状が退院直前に表われ、その病院に専門医がいるということで、入院時の主治医からその専門医に替わって診てもらうようになってい…

初めまして

初めての公園なので初めて会う木なのだろう

匂い

幸せな時間を君に呼び覚ますそんな匂いになれますように----------- グリーフケアの学びの中で、五感では臭覚が最も記憶と結びつくという話が出ました。記憶をつかさどる脳の海馬に直接的に信号を送ることができるのだそうです。情報量は視覚が一番だし、コ…

映画「福田村事件」

こういう、こういう…なんて言い方してはいけないと思いますが、暴力や殺戮の場面があると予想される映画は見ないようにしてきました。見るとしばらく心が不安定になることがあるからです。映画という作り物なのに見ることができないなんて。現実も見ないつも…

影のコラージュ

映画館に行った日の私の影です。

昼休みの影

本日、昼休みの過ごし方

空さえあれば

囲われた此処でも真っ直ぐ立つのです舞い降りてくる空さえあれば--------最近 家を空けることが多くてゆっくり会えていなかった狭く囲まれたところではあるけれど空さえあれば降りて きて くれるのだね

何を読んでいるのか

この影の写真を撮って、そして、短歌を考えた時に思い浮かべたのは、田村英典先生(元淀川キリスト教病院チャプレン、現改革派岡山西教会牧師)のお話です。8年くらい前だったか、私の通う教会の礼拝説教に来て下さって、そのまま午後の会の講師もして下さい…

運動会の思い出…の続き

娘の5年生の担任教諭は20代の男性だった。最初の参観日も1学期の個人懇談も印象は良かった。ところが2学期のある日、娘の帰りがいつもより1時間以上遅い。学校に電話を入れようとしたところで帰って来た。聞くと、クラス内でのいじめがわかり、担任が激怒…

運動会の思い出

私の住むマンションの前は小学校。これを私はとても気に入っている。朝礼、休み時間、体育の授業、プール、そして運動会の練習の声が聞こえてくるとうれしくなる。私の娘の頃から運動会は9月の最終土曜日で、それは変わってないようだ。当時、運動会の日は7…

「涙とともに見上げるとき」

聴講している「牧会ケア」(今期のテーマはグリーフケア)で参考図書として勧められた本です。哲学、神学などを専門にする大学教諭である著者は山の事故で長男を亡くしている。長男は25歳だった。--------- 地上での肉体の終わり。それは、どうすることもで…

この手

ここに物干し竿を通すのです洗濯は洗濯機がしてくれるのですが 干すのはこの手で

「見える」ということ その三

光の通り道が守られ、それを心が受けとめ、そして「言い表す」ことで「見える」ことが完成するのではないか。そうは言ったものの、例えば赤ちゃんは言い表せないし、病気や障がいで言い表すことが苦手だったり難しかったりする人もいる。前回話したように、…

「見える」ということ その二

前回、光の通り道が守られ、最後に「見ている」ことを心で受けとめることができて「見える」ことが完成するのではないかと話した。では、その人が「見えているか見えていないか」はどうやってわかるのだろうか。視力検査でわかるじゃないか?そう思う人は多…

「見える」ということ その一

2021年に「『見える』ということ」というタイトルで4回投稿しました。中途半端に終わっていたのが気になっていたのですが、今年になってあるところで書き直す機会がありました。そこでの文章を3回に分けて掲載します。写真はこの夏の「ベランダの日々草」で…