君の背は小さくなってく一緒にねノートに向かった時間(とき)の分だけ
引き出しを整理していたら、こんなものが出てきました。
娘が小学校高学年時代、「鉛筆を限りなく最後まで使う」ことに執念を燃やしていたのだった、思い出した。
今ネットで調べると、補助軸もカラフルだったり、使いやすく工夫された高級品があったりするのですね。当時はなかったのか、私が知らなかったのか、文房具売り場にあったシルバー色の単純なものを使っていました。
ここまで使うように私が言ったわけでもなく、友達の間で流行っていたわけでもなかったです。
娘はそこそこ手先が器用だったので、ナイフで削ることを教えたら、それが面白かったのかなぁ…。
記録に挑戦するのが好きで、これも、何ミリまで短くなっているか定規で測らされました。いくら測っても、これって限界超えたら記録の伸ばしようがない。
それでも毎回測らされていたのでした。短く言ってやりたいが、ごまかしても怒られる。そして、偽りない結果を知らせ悔しがられる。
緊張の身長測定でした。
だって…仕方ないよ、ここまで使ったんだから…よくやったよ、ね。
今回、出てきたこのチビ鉛筆たちを娘に見せたら、「こんなことしてたね~」と笑っていました。
「これって、けっこうすごいから宝物にしてしまっておいたら」と言うと「そうだね~」と言ったものの、写真だけ撮って、そのまま机に置いて行ってしまいました。
何が彼女をここまで駆り立てていたのか、本人も私もわかっていませんが、とにかく鉛筆はここまで使えるということをここに報告いたします。
持つところは3ミリくらい、芯の先っぽまで入れると9ミリくらいまで使えます。