モゴローなんちゃって日記

      フォト短歌、影、心に浮ぶ言葉たち。

車内放送ご報告

f:id:tachibananasu:20210122133053j:plain

通勤電車の中。スマホを見たり、スマホから音楽を聞いたりしている人が多いです。僅かですが本を読んでいる人もいます。新聞を読んでいる人はほぼいないです。試験前の学生さんは参考書を見ていますね。頑張ってね。あとは寝ていたり、ぼんやりしている人でしょうか。私はスマホ or ぼんやり派。

そういう中でいろいろ車内放送が流れます。次の駅や乗り継ぎ案内など。

アナウンサーのような美声で、流れるような語りをする車掌さんが多いですが、たまに大阪弁まるだしのイントネーションの車掌さんだとほっこりしてみたり。

 

コロナが始まってからは毎日、「医療従事者の皆様、そして感染拡大防止のために働いている全ての皆様、大変な状況の中、ありがとうございます。」みたいなのが流れます。毎日聞いているのにちゃんと覚えていない。言葉は多少違うと思いますが、大体こんな感じです。その後、マスクの着用などの注意が言われ、「車内の空気は装置によって〇分に1回入れ替わかっています。」となります。へ~そうなんだ。そして「更なる換気が必要なときは、ステッカーの貼ってある窓は手で開けられますのでご協力ください。」と続いて、「その際、車内の温度が下がることが見込まれますが、皆様のご理解をお願いします。」となるわけです。なるほど、なるほど。夏場は「車内の温度が上昇することが見込まれます。」と言っていました。確かに季節によって言葉を変えなければならない。

昨年10月だったでしょうか、気候的に多分温度調整はしていない時期だと思いますが、ある日かなり暑くて、車内はクーラー入ってる?と思うような日でした。その日も、車内温度についてのアナウンスが流れたのですが、「(窓を開けた場合)車内の温度が上がったり下がったりすることが予想されます…」と流れて、ちょっと笑ってしまいました。ほんと、そうだそうだと思いました。上がるか下がるか微妙な日もある。しかも人によって暑い寒いの感じ方が違うところがややこしい。

 

そして、昨日なのですが、私の電車通勤人生で初めて「今日のお天気」がアナウンスされました。「今日の大阪のお天気は晴れ。現在の気温は2℃です。」へ?こんな放送あったっけ…。飛行機はありますよね。新幹線も電光掲示板には表示されるけど、普通の在来線でもあるのか。車掌さんによって、独自のアナウンスをすることもないではないらしいですが、こういう新たなサービス?アナウンスが始まったのでしょうか。

更にその後がありました。「外は寒いので、ニット帽や手袋をお持ちの方は着用して下さい」と。寒さに注意して風邪を引かないように…と、そこまで言っていたような気もします。昨日のことなのに、すでに朧気な記憶ですが笑。

親切で丁寧だとは思うけれど、ん…99%?通勤通学の人しか乗っていないし。乗客が乗り込んだであろう数十分前にはなかった、とてつもない嵐が外で起ってます~というのでもないし。ここまで車内放送する必要があるのだろうかとちらっと思いました。

まぁね、例えば雪国に旅行したとして、観光バスに乗った時ガイドさんが、外に降りる前に「できるだけ着込んで、帽子も忘れないで下さいね~」と言ってくれるのは必要だと思うのです。

私も子どもが家を出るときに、あれこれ「これ持ってけ、今日は寒いぞ暑いぞ」と言うことはあるけれど。

 

車内放送と言えば、大昔のことを思い出しました。東京方面に住む従兄弟がいますが、その従兄弟が小学2年生の時だったと思います。とても鉄道好きで、夏休みだったか、その従兄弟が年子の妹と二人だけで、和歌山のおじいちゃんおばあちゃんのところへ行ったことがありました。電車のことはばっちりなので心配いりません。ところが帰りの日、その母親である叔母が新幹線の東京駅に迎えに行く予定だったのに、何かのトラブルで行けなくなったのです。携帯電話のない時代、連絡をしたいけれど手段がない。そこで、叔母から私の母へ連絡が入りました。新幹線の車内放送で呼び出して連絡をつけたいけれど、当時は国鉄でしたが、大阪始発の新幹線には東京方面からは連絡できないということでした。大阪方面からならできるらしいと。そして、本当にこちらからは連絡がついたのです。母は、「子どもなので〇〇さんじゃなくて、〇〇くんと、“くん”で呼び出してください!」と一生懸命電話口でお願いしていたのを覚えています。1回目は気づかなかったけれど、2回目の放送で気づいて、叔母が迎えに行けないことを伝えられたのでした。今はこんなことはしてくれない…と言うか、出来ないでしょうし、その必要もないと思いますが、車内放送が本当に役立った出来事でした。

 

写真は2日前のもの。手袋って、どこかで片方落として使命が終わりますよね。私も持っている手袋は片手だらけ。もったいないので、右手と左手で違う手袋をしてみたり。近所に自転車で行くときなど、誰も見てないし、いい、いい。全然構わない。

ああそうだ、…車内放送に「手袋の片方を落としていないかお確かめください」があればいいかも笑。