モゴローなんちゃって日記

      フォト短歌、影、心に浮ぶ言葉たち。

神よ、天使と一緒にあなたを讃えます

 先週土曜日(9/24)、神戸松蔭女子学院大学チャペルであったバッハ・コレギウム・ジャパンのコンサートに行ってきました。東京から来る演奏者の皆さん、台風のため30分遅れの開演となり、開場もぎりぎりでした。
 秋のカンタータがテーマ。アドベントからクリスマス、レントからイースター、そしてペンテコステまでは教会暦に重きをおいていないクリスチャンでも一応わかる人が多いと思いますが、ペンテコステからアドベントまでの半年は「うーん何だっけ?」みたいな。今回演奏されたカンタータ第47番、第8番、第130番はちょうど秋の主日のためのカンタータです。
 BWV
130『主なる神よ、我ら皆あなたを讃えます』は9月29日の「ミカエル祭」に初演されたそうです。大天使ミカエルは、ガブリエル、ラファエルと共に三大天使と呼ばれます。ガブリエルはわかるけど(受胎告知した天使)、ラファエルって誰…。ミカエルはダニエル書においてダニエルを守ったり、黙示録にては竜と戦う天使として書かれています。

 パンフレットを見ると、所属教会の前牧師の石原知弘先生がエッセイを書いていました。おお、石原先生~。現在は鈴木雅明さんと優人さんが所属する改革派恩寵教会の牧師先生です。石原先生らしいわかりやすく、そして心に残る言葉。それを日曜日に教会の友達に話したら、石原先生って天使が専門だったっけ?笑。そんなことはないのですが、でも、私、このエッセイを読んで思いだしたのは、一昨年の12月から始めたブログの9回目に石原先生のメッセージのことを書いたことです。そして、そこには「天使」が出てくるのです。

 BWV130はとても素晴らしかったです。トランペットの喜びを告げ知らせる響き、蝶のように軽やかで優しいフルート。そして、このコラールは讃美歌(1954年版)の4番、5番、539番だった~。

“神は、天使を通して讃美へと人間を招いています。人間は、天使たちと同じように神をほめたたえるために造られたのです。
 きれいな歌声を「天使のような」と言うことがありますが、神を讃美する人は、まさに天使のように神をほめたたえています。そうであれば、その讃美の歌声もまた、世界に喜ばしい知らせを告げたり、誰かを守ってあげたりする力になることでしょう。“
(石原先生のエッセイより)

Darum wir billig loben dich
Und danken dir, Gott, ewiglich,
Wie auch der lieben Engel Schar
Dich preisen heut und immerdar.
Und bitten dich, wollst allezeit
Dieselben heißen sein bereit,
Zu schützen deine kleine Herd,
So hält dein göttlichs Wort in Wert.
だから私たちは、正しくあなたをほめ讃え、
そして、神よ、あなたに永久(とこしえ)に感謝を捧げます
愛する天使の群れが、
今日も、そして永久に、あなたをほめ讃えるように。
そして、あなたにお願いします、どのような時にも天使に命じて、
あなたを信ずる小さな群れを支え、
あなたの御言葉を、大切に保つことができるように。
(最後に歌われるコラール パンフレットの訳)

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