モゴローなんちゃって日記

      フォト短歌、影、心に浮ぶ言葉たち。

松蔭チャペルオルガンコンサート

 神戸松蔭チャペルでの鈴木雅明さんのオルガンコンサートに行ってきました。曲目は以下の通り。
J. S. バッハ:
・《18のライプツィヒコラール》より
 コラール〈来たれ、聖霊、主なる神〉BWV 651
 コラール〈おお汚れなき神の小羊〉BWV 656
トッカータとフーガ ドリア調 BWV 538
・《18のライプツィヒコラール》より
 コラール〈いと高きところにては、ただ神にのみ栄光あれ〉BWV 663
 コラール〈我は神より離れまじ〉BWV 658
トッカータ ハ長調 BWV 566
・《18のライプツィヒコラール》より
 コラール〈いと高きところにては、ただ神にのみ栄光あれ〉BWV 662
 コラール〈我らの救い主なるイエス・キリストは〉BWV 665
トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540

 1曲目は大好きな曲。昨年の神戸改革派神学校での坂倉朗子さんのコンサートでもこれが1曲目だった。その時は「階段を昇るような回るような、夢見心地」と感想を書きました。神学校のオルガンは小さくてペダルの16フィートがない。バッハの指示通り、今日もこのオルガンの最大音だったのかな(に近い?)と思うが、ペダルの音が今日は父なる神様のように感じられ、まるで、父なる神と子なる神、そして聖霊とが行き来しているのが迫ってくるようで鳥肌が立ちました。
 BWV566も好きな曲。北ドイツ形式の曲で、ブクステフーデの影響を色濃く受けているそうです。トッカータの最後のところが好きな人が多いのではないかと思う。私も。
 最後はBWV540。トッカータとフーガとしてはバッハの中で最長なのだそうだ(帰宅後知る)。トッカータが終わったところで拍手しそうになったのはそういうわけか(笑)。荘厳なペダルソロ、とにかくすごい。そして、ごった返している感が強かった。何がって、人間…でしょうか。神様と戦っているような。でも、最後、もういいよとキャッチされたように思った。そして、最初の曲に戻るような気がした。

 今年2023年はこの神戸松蔭チャペルのオルガン設置40周年だそうです。そして、今日は鈴木雅明さんの69歳の誕生日とのことでした。休憩なしで一気に全演奏されていました。