モゴローなんちゃって日記

      フォト短歌、影、心に浮ぶ言葉たち。

絵画「神秘の降誕 」

 友達の教会でのオンラインクリスマス礼拝メッセージ。絵画好きの方もそうでない方も、ノンクリスチャンの方にもお勧めです!
 サンドロ・ボッティチェッリの絵画「神秘の降誕 」(1500-1501 ロンドン ナショナルギャラリー所蔵)から紐解くお話。めちゃ良かった。メモを取りながら見てしまいました。ボッティチェッリと言えば、人生最初で最後の海外旅行笑のウフィツィ美術館にて「プリマヴェーラ(春)」を見たことはあります。
 最初ぱっと見たとき、下の3組の天使と人の姿が柔道の組手に見えてしまった(笑)。抱擁であり和解なのですね。フレスコ画(壁に描く絵)でギリシャ神話を描くことの多かったボッティチェッリが晩年になって「キャンバス」に描いた意味とは?300年間世の目に触れなかった作品だそうです。
 墓穴を思わせる小屋で死後に包む布にくるまれているイエスさま。ルカによる福音書ヨハネ黙示録の「統合」。十字架に向かうために弱くて貧しい赤ちゃんとして来てくださったイエスさまは再び平和の王として来て下さる。
  話は逸れますが、やはり昔の絵では父ヨセフがおじいさんのように描かれているのですね。そして、降誕の絵では羊飼いと三博士が同時に描かれているものも多く、私もそのイメージだったのですが、博士が来たのは2年後くらいだったと言えることを昨年初めて知りました。この絵の博士たちが献げものを持っていない意味も深くて心に響きました。